近世琉球 坂本まり

近世琉球

華やかで優美な首里の宮廷文化も、外部との交易で得られる利権争いによって様相が一変する。薩摩・島津藩の琉球侵入とともに、第二尚氏王朝は日本(ヤマト)の実質統治下に置かれることとなった。

琉球文化の基礎

第二尚氏王朝の第3代尚真の業績は重要で、今の沖縄の文化の基礎となったものが多くある。たとえば王家の墳墓である「玉陵(たまうどぅん)」や園比屋武御嶽(そのひゃんうたき)などの石造建築物が造られた。また中国文化を積極的に取り入れ、沖縄独自の芸術や工芸品が生み出され、豊かな国づくりが行われた。舞踊、組踊、三線、陶芸、漆器、織物、染物・・・・・・。あらゆる琉球文化が首里王府のもとで保護され発展していった。

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