琉球の大交易時代 坂本まり

琉球の大交易時代

実在した王としては、琉球王朝を誕生させた尚巴志(しょうはし)が初代の王となるが、琉球の歴史における最初の王は「天孫」と称されている。天命を受けて降臨し、琉球の島々を作ったとされ、今の沖縄に数多く残る聖地と言われる場所は、こうした神話が元になっている。王統は「舜天王統」「英租王統」「察度王統」と続いた。「察度」はもともと浦添の按司で、中国の皇帝へ弟の泰期を派遣し、貢物を治めたことにより、中国との交易が認められた。このときより、中国を足がかりに琉球の大交易時代が幕を開けた。残波岬灯台へ向かう途中にある「泰期」像。中国への初の進貢使

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