琉球王国誕生(第一尚氏王朝) 坂本まり
琉球王国誕生(第一尚氏王朝)
三山時代に終わりを告げるのは、1429年。佐敷の按司であった尚巴志が琉球統一を図り、首里城を整備し琉球王国の中心に据えた。これを第一尚氏王朝と呼んでいる。さらに、日本や中国、東南アジアとの貿易も精力的に行われるようになり、このころに三線、泡盛、紅型といった琉球文化の基礎が流入した。琉球王国の政治、文化の中心であった首里城では、中国からの使者「冊封使」が訪れるようになり、もてなしの儀式や宴会などが催された。現在、そうした儀式の再現が、観光イベントとして行われている。ちなみに、尚巴志の祖父が、伊平屋島出身であることから、伊平屋島では尚巴志に関わる遺跡、行事、イベントが多く行われている。国王・王妃からなる琉球王朝の行列と冊封使の行列を再現した「琉球王朝絵巻行列」
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