現代沖縄 坂本まり

現代沖縄

昭和20年(1945)8月15日に太平洋戦争は終わりを告げたが、沖縄は同時にアメリカ軍統治へと変わる。今へと続く基地問題はこの時から始まった。沖縄が日本に復帰するのは、戦後27年経ってからのことだった。糸満市にある平和祈念公園

アメリカ統治時代

アメリカによる直接統治が始まっても戦後の混乱は続き、沖縄の人々の生活は米軍からの配給によるものだった。ポークランチョンミートやコンビーフなど、米軍の物資は、その後の沖縄の食生活に大きな影響を与えた。また、沖縄には通貨がなく、昭和23年(1948)になってB型軍票(B円)に統一され、その後約10年間使用された。その後は、復帰までは米ドルが基本通貨となった。アメリカの影響は沖縄の文化にも現れた。本場のジャズやロックなどもオキナワンミュージックへとつながるものとなった。工芸の分野にもアメリカの生活文化の影響があった。土産物でも人気の琉球ガラスは、元々はコーラの瓶の再利用から始まったものだ。

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