沖縄戦・終戦 坂本まり

沖縄戦・終戦

戦局が深刻になり、昭和19年(1944)の10月には、ついに沖縄上空にアメリカ軍の戦闘機が現れ、空襲により那覇市は炎上、壊滅状態に陥った。昭和20年(1945)になると、アメリカ軍の襲来は激しさを増し、3月には慶良間に上陸。住民を巻き込んでの地上戦となり多くの犠牲者を出した。続いてアメリカ軍は4月に沖縄本島への上陸を果たし、沖縄本島を中部で分断し、北部から攻め落とし、最後行き場を失った日本軍と住民は南部へと追い詰められていった。日本軍の牛島満司令官の自決により、最後の砦「摩文仁」をアメリカ軍が占領して沖縄の地上戦が終結した。むごい最期を遂げた住民は数え切れず、ひめゆりの塔をはじめ、南部には今も戦争の傷跡が残り、慰霊の火が消えることはない。

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